カルシウムのおはなし
![[グラフ] カルシウム摂取量（性・年齢階級別）](images/chart_01.gif)
厚生労働省が毎年実施している国民健康・栄養調査によると、日本人の栄養摂取量は平均的にはほとんどの栄養素の所要量を満たしています。そのような中、国民栄養調査開始以来30年余り一度も所要量を満たしていない栄養素が”カルシウム”です。（２００５年の国民健康・栄養調査結果より）
全世代のカルシウム摂取量の平均は538㎎、充足率は76.9％しかなく、とくに学校給食のなくなる15-19歳から20～30代にかけて不足が目立ちます。
![[グラフ] 加齢による骨量の変化](images/chart_02.gif)
カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素のひとつ。特に育ち盛りの子供は、いまはもちろんのこと、これからのためにも、十分なカルシウムを摂る必要があります。というのも、骨内にあるカルシウム量（骨量＝ボーンマス）は、成長期の間に急増しますが、20～30代でピークを迎えてからは一定のレベル以上に増えなくなり、その後、徐々に減少してしまうのです。（グラフ参照）
健やかな将来のためにも、成長期にしっかりカルシウムを摂り、骨量を高めておくことが大切なのです。
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