

まず、培養細胞を用いてココア熱水抽出液のインフルエンザウイルス感染抑制効果を検討しました。
今回の研究では、インフルエンザウイルスの代表として季節性インフルエンザウイルスA型2種類〔A/New Caledonia/20/99(H1N1)およびA/Wyoming/3/03 (H3N2)
〕とB型1種類(B/Shanghai/361/02 )および鳥インフルエンザウイルス1種類(A/Kyoto/04)を用いて実験を行いました。
その結果、ココア熱水抽出液は、4種類全てのインフルエンザウイルスに対して感染抑制効果の程度にそれぞれ差が認められるものの、濃度が高くなるとともに強い感染抑制効果を有することが分かりました。なお、今回の実験濃度では培養細胞に対するココア熱水抽出液の細胞毒性は認められませんでした。
ちなみに、通常飲用しているココアの濃度は4%前後であり、今回の実験から通常の飲用濃度よりかなり低い濃度で感染抑制効果を発揮することが示されました。
- 森永製菓株式会社における「ココアの抗インフルエンザウイルス効果」に関する研究の経緯
- ココア熱水抽出液のインフルエンザウイルスに対する感染抑制効果
- ココア熱水抽出液の感染抑制メカニズムの検討
- ココア熱水抽出液分画成分における感染抑制効果−1
- ココア熱水抽出液分画成分における感染抑制効果−2
- ココアに含まれる感染抑制成分の精製のスキーム
- ポリフェノール性の感染抑制成分の分析結果まとめ
- 非ポリフェノール性の感染抑制成分の分析結果まとめ
- ヒトでのココアの有効性の検討
- 臨床試験スケジュールと用語の説明
- 結果1─新型インフルエンザウイルスに対する中和抗体価
- 結果2─ココア摂取によるNK活性の上昇促進効果
- まとめ


